PS2どろろ

どろろ

どろろ

面白かったー!やっとクリア出来ました。以下ネタバレ含む感想です。

  • 何より、製作者側が原作を深く愛していることが伝わるゲームでした。手塚オタとしては本当に幸せです。どろろの両親話は宝探し編で語られるだけみたいですけど(実はまだ宝探し編全クリアしてないんです。これからがんばります)、百鬼丸の話一本に絞ったのはゲームの流れとしては非常に良かったと思います。
  • 単行本化する際に削除されたストーリーである『48の部位を使って作られた子供がどろろである』という設定もなかなか上手く織り込まれていました。ただ百鬼丸が部位を取り戻すごとにどろろの部位が失われるのかと思ったらそうでもなくて、そのあたりはよくわかりません。まぁいいか。
  • 私はアクションものが非常に苦手なんですけど(これが発売当初に買わなかった第一の理由)、そこまでいらいらすることなくクリアできました。ラスボスだけは大変だったですけどね。妖怪をばっさばっさ斬り倒していくのはかなり爽快でした。
  • ただやっぱり、CGは微妙ですよねー(発売当初に買わなかったもう一つの理由)。ちょっと前のゲームですし多少贔屓目に見ても、やっぱり微妙。着物っていうのはCG処理が難しいのかなあと思いました。というか全体的に縦に長いよ。美咲とか結構怖かった。あと百鬼丸の顔はがくとみたいだなーと思ったのですがどうでしょう。
  • 面白かったのは、小脳・大脳新皮質・海馬など、どう考えても代替物は無いだろうし無いとまっとうな人間として生きていかれないだろう!という類の部位まで持っていかれていたことですね。まぁ48箇所もあるからしょうがないのか。ただマニプラだのサハスララだの実在しない部位はやめてほしかったなあ。
  • 百鬼丸が原作よりもやや年齢が上に設定してあるように感じました。醍醐に対する対応とか、あとはまぁ純粋に外見から。これは結構良かったかな。まさか醍醐景光に救いのある展開になるとは思いもよりませんでしたので。ところでお母さん、刀でかすかに触れられただけでしたね。容量不足?
  • あと多宝丸はお兄ちゃん大好きすぎです。不覚にも萌えた。あのカニ頭ですらツインテールに見えてきて我ながら重症だなあと思いました。ばんもんのところで「この野良犬!」って言って欲しかったなー。多分もっと萌えたのになー。
  • 主人公二人の高頻度なパンチラ(フンチラ?)は目のやり場に困りました。百鬼丸なんてムービーでは歩くたびに見えてるよ。どろろのはなんか見るたびに悪いことをしている気分になりました(私いちおう女なのに)。最終章では見えなくなっていたのがわかってるなあ、という感じですね。絶対領域
  • あとラスボス・荒覇鬼神の私なりの攻略方法を。何回殺されたことか。
    • 最初の段階ではとにかく走り回る。上手くいけばほとんどノーダメージで進めます。この段階が一番おにぎりをとりやすいので、出たら結構積極的に取りにいったらいいかなあと。
    • 第二段階は、右の角・左の角、というイメージで攻撃を左右交互にしていけば比較的雷に当たりませんでした。
    • 第三段階はひたすら刀を持ち替えました。私は、背中に乗るまで:明鏡の刀・極(火を噴く犬が持ってます)でタイムロスを防ぐ、背中に乗った後:秘剣・鬼神斬(醍醐城)で百鬼ゲージをためる、尻尾につかまった後:厄封じの刀・極(骸骨の強いやつ)でダメージを防ぐ、みたいなかんじで。あと背中の上では出来るだけぴょんぴょん飛び回りながら攻撃すると尻尾から逃れやすいみたいです。尻尾が迫ってきたら百鬼奥義を使ってもOK。
    • 第四段階はどうも厳密な連続技でなくても良いみたいで、一瞬途切れたくらいならまだ取り返しがつく感じです。第三段階まででできるだけ体力を温存すればたくさんチャレンジできるので何とかなると思います。スライスは八雲の剣(醍醐城の、多宝丸と戦ったところ)を使うとすぐ。
  • エンディングは壮大に照れました。原作とは打って変わって圧倒的なハッピーエンドで最高です。このゲーム大好きです。